通販で代表的なカニの種類5種についての記事内容です。
水産物大好き、水産系大学を卒業。当ブログ主のhimawariです。
只今海外に住んでいますが、一時帰国の際は必ずカニを通販、贅沢を楽しんでいます。
年末年始やお祝い事でカニが食卓に上がりますよね。
このカニの種類、皆さんご存じでしょうか?
最近のカニ通販の傾向として、既にむき身にされた状態のカニが好まれるようで、
通販サイトではむき身状になったカニの比率も増えています。
この記事では代表的なカニの種類5種について記載致します。
その5種の中には皆さんも一度は食したことのあるカニ達も含まれているはずです。
この記事は下記の方におススメな内容となります。
・何気なく食べているカニの種類を知りたい方。
・贈答用にカニの通販を考えている方。
・一家団欒時にカニの知識を披露したい方。
この記事を読むことでカニの種類について大まかに把握出来るかと思います。
難しい用語はなるべく使用しません。
是非、お気楽に読み進めてみて下さい。
何かの発見もあるかもしれません。
タラバガニ
高価で日本人に最も好まれているカニの1種。
カニの王様。年末年始には欠かせません。

・分類:タラバガニ科タラバガニ属
・生息地:北太平洋(樺太・オホーツク海・ベーリング海・アラスカ・日本海・北極海)。
水深180~300メートル
・食し方:塩ゆで・焼きガニ・蒸し蟹が代表的
・味:濃厚で大きさから食べ応えがある。

タラバガニの食べ方はこんな感じ。
特に焼きガニはホクホクして食べ甲斐もあり。

お刺身もバツグン。
ボイル済なら解凍してそのままでも美味しいんだよね。


大変大きなタラバガニですので、食べ応えあり。家族も毎年たのしみにしています。
アブラガニ
タラバガニに酷似した姿。
味はタラバガニより劣ると言われながらも、食べ比べるのは難しい。

- 分類:タラバガニ科タラバガニ属
- 生息地:日本海、オホーツク海、ベーリング海の沿岸域
- 特徴:生態は青みを帯びる為、アオガニとも呼ばれる。タラバガニに酷似。
- 食し方:塩ゆで、焼きガニ、蒸し蟹
- 味:タラバガニに酷似、一般的には味が落ちると言われる。
※タラバガニとの見分け方。
タラバガニ:甲羅の棘が6個。足に色素有り。
アブラガニ:甲羅の棘が4個。足には色素が無い。


お役立ちサイト
↓(独)水産法人センターさんが掲載しているニュースレターに詳しい見分け方が有ります。
気になる方は是非ご覧ください。
https://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/letter/no12.pdf
↓坊主こんにゃくの市場魚介類図鑑さん
ズワイガニ
繊細で上品な同じ。
日本人にとってはお馴染みの種類。
同じズワイガニでも産地によって呼び名が異なり、
地域ブランドのカニは大変高価。

- 分類:ケセンガニ科ズワイガニ属
- 生息地:日本海、北太平洋、オホーツク海、ベーリング海の水深200~2000m
- 種類:
オピリオ種 本ズワイガニとして知られる(日本海・オホーツク海)。
バルダイ種:オピリオ種より大型になる(ロシア近海)。
ベニズワイガニ:他ズワイガニより更に深海に生息く。茹でる前から赤い(北太平洋・日本海) - 食し方:塩ゆで、蒸し蟹、カニ鍋、しゃあぶしゃぶ、刺身
- 味:繊細で生は甘味が有り、大変美味しい。すしネタにもなる。
- その他:越前ガニや松葉ガニといい、地方によって呼び方が異なる。

ズワイガニは繊細で私も好きなカニの種類。
食べ方はこんな感じ。カニスキ。しゃぶしゃぶがメジャー。

越前ガニ・松葉ガニが有名だね。
後、貴重な雌ガニ(セイコガニ・セコガニ)は高いけど、甲羅盛は絶品だよ。


解凍するだけで、すぐに使用できます。
また、カニは殻のゴミが出ますが、むき身ならゴミも少なくて済みますよ。
毛ガニ
カニみそを楽しみたいならこのカニ。
前進に細い毛をまとう。ずんぐりむっくりが可愛らしい。
通販では姿(丸まる一匹)で売られるケースが殆ど。
生きたままでも入手が可。

- 分類:クリガニ科ケガニ属
- 生息地:日本海沿岸、茨城県以北の北太平洋沿岸~アラスカ沿岸。太平洋北西部。
- 食し方:塩ゆで、焼きガニ、蒸し蟹。カニみそが豊富で美味しい。
- 味:繊細な身。カニみそは濃厚。
- その他:一年中、どこかの海域で漁獲。旬はその地域で獲られる時期。

毛ガニのカニミソは実にクリーミーで別品。
カニミソの為に毛ガニを購入される方は多いです。

棒肉の身も繊細で甘さがあって美味しいよね。
肩肉とカニミソを混ぜると・・・、最高の酒の肴に!!

2022.05.15
わが屋で食べた毛ガニ。
オホーツク産。
ニチモウの浜茹で冷凍毛ガニ850g

ニチモウの浜茹で850g。大型サイズ。
美味しかったよ~。カニミソと肩肉の混ぜ合わせ。そしてグリルで再焼き。

お酒も進んだよね。
色々な種類のカニの特徴が分かると味わい方も分かるね。


花咲ガニ
タラバガニの仲間。
甲羅に無数の棘が特徴的。

- 分類:タラバガニ科タラバガニ属
- 生息地:北海道沿岸、オホーツク海、ベーリング海 水深50~200m
- 特徴:タラバガニに似ているが、棘がタラバガニより大きい。また、甲羅がハート型をしている。
- 食し方:塩焼き、塩ゆで、味噌汁
- 味:タラバガニより味は劣るとされるものの、味は濃厚で独特の甘みがある。


おわりに
贈答用で贈り、贈られするカニ達ですね。
その種類のちょっとした特徴を知っているだけで、
通信販売を利用する上での選択肢に広がりが出て来ます。
・「前回はタラバガニだったけど、今回はズワイにしてみよう」
・「たまにはケガニの姿を買ってみよう」
・「ベニズワイとホンズワイを買って、味比べをしてみよう」
・「アブラガニとタラバガニの味の食べ比べをしてみよう」
等、楽しみが広がりますね。
また、家族団欒時、何気なくカニの知識を披露するだけでも、ちょっとした優越感に浸れることではないでしょうか?
↓お暇つぶしに是非ホームにもお越しください。 himawaripressホーム
最後まで読んで頂き有難うございました。
コメント